ねこまど教室「間駒の世界」若島正

日曜の夜という事でちょっと躊躇しましたが,参加してきました。

詰将棋を創る講座というのはなかなか希少で,「詰将棋の楽しさ」を伝えるのも難しいのに「詰将棋を創る楽しさ」を伝えるのはさらに難しいように思われます。

で,若島さんの解は…とその講座の内容を公開してしまうのは問題あるだろうと思っていましたが,ご本人がtweetしているので,紹介してしまいます。

はじめに無双#96と図巧#20の紹介と解説があり,続いて大道棋にある構図,持駒香で銀の中合で不詰の図と,桂金の二段中合で不詰の図が解説されました。

続いて一転,限定合を出す練習をしてみましょうとなりました。

第1問

20分の制限時間付きです。
補足すると,先手玉を使うのは禁止です。
また間駒をせずに11玉と逃げた時も詰むようにしなければいけません。(11玉と逃げられなくするのも可)

第2問

第2問はさらに難度が上がって中合を限定で出せというもの。


第1問はとてもよくできていると思いました。「2枚追加」で統一されているのが凄いと思います。
13が歩でなく香なのは「2枚」に統一するためとのことです。

第2問も13に中合が必要とすぐわかる基本的な構図なのに7種類全部に限定できるとは驚きです。
おいらは「歩」しかわかりませんでした。しかも模範解答よりずっと大げさな答案でした。

これらの問題の答案は,盤面を180度回転させれば,森信雄先生の「逃れ将棋」として出題できます。
「限定合で逃れる手を見つけなさい」という問題ですね。

ここから詰将棋を作るにはどうしたらいいのか。

若島さんは「その限定合を詰むように作り替えればよい」とおっしゃっていました。
その通りなんですが,具体的な例を解説しないと,なかなかわかりにくいかもしれません。

そこで思いついたのが次の問題。
マニアの方には常識の知識問題ですが,詰将棋創作初心の方にどうでしょうか。

第1問

この図は(ちょっと都合があって若島先生の図を変更しています)24香,23銀,22歩,11玉,12歩,同銀,21歩成,同銀で不詰の図です。
この図に歩を何枚か追加して23銀の手を活かしたまま詰将棋にしてください。追加するのは盤面でも持駒でもかまいません。
(作意は歩2枚追加で15手詰。歩3枚追加で17手詰)

第2問

この図は25香,24桂,同香,23金で不詰の図です。
この図の配置を1枚だけ変更して,24桂,23金の手を活かしたまま詰将棋にしてください。
変更するのは駒種と位置の両方を変えてかまいません。
(作意は17手詰)

最後にオマケ。
この文章を書いていて,昔こんな図を作ったことを思い出しました。
銀中合の図では捨駒が不足ぎみに思えたので,飛車を捨てるようにしたものです。

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ポメラがベタベタになっていたが

松戸会場にお手伝いに行ったら柳田会長も来ていたので,結局詰パラへの解答選手権(初級・一般戦)レポートを引き受けることになった。
自分は採点室にほぼ籠っていたので,書く内容もないし,アンケートの中身も見ていない(頼めば見せてもらえるだろうけど),でも大した分量ではないので,あっさり片付くだろうと高をくくっていた。

ところが,これがなかなか筆が進まない。(比喩的表現)
毎晩,パソコンに向かうのだが,数行書いて眠ってしまう。

そこで,思い出したのが,ポメラだ。

近将の解説も,詰パラ大学院の解説もほぼポメラで書いていたのだった。
ポメラの良いところは,機能が少ないこと。
エディタとしてはもっと機能が欲しいし,ATOKの変換も不満なのだが,パソコンやタブレットのように他の機能が一切ないので,原稿を書くことだけに集中できる。
乾電池で動くところも良い。予備の乾電池を持ち歩けばバッテリー切れなどの心配がいらない。

ところが,久しぶりに取り出してみたポメラは,べとべとだった。

そういえば初代のポメラもベトベトになってどうしようもなく2台(代)目を購入したのだった。

ネットで調べてみると,これは加水分解という現象だそうだ。
ポメラニアンにとっては共通の悩みだったらしい。

いろいろと対策が書かれていたが,うまくいったのは重曹で拭くというもの。
みるみるベトベトがとれていく。
ところが,調子に乗ってジャブジャブ使ったせいか,ふと気になってキーボードを叩いてみたら「O」が反応しない。
BackSpaceで何か文字が出てくる。
これはやっちまったかと諦観した。

が,一晩おいたら元気に復活!
ありがたい。

これでポメラを居酒屋に持ち込んで串焼き食べながら原稿を片付けることができた。

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「実戦1手詰」柳田明

柳田さんの新著を入手しました。
発行は日本将棋連盟で販売はマイナビ出版といろいろ複雑ですねぇ。

さて,表紙は当然ながら(?)柳田さんの写真ではなく藤井聡太先生の写真。
奥付もこのようになっています。

注目してほしいのは,推薦者プロフィールの所。
藤井聡太四段なんですね。

なんでも,2刷では五段になり,3刷では六段と詰将棋解答選手権4連覇になったらしい。
この調子では,4刷では七段!?
可能性はどちらも0ではない。
すごいですねぇ。(4刷どころか,柳田さんは10Kはいくと自信を持っていました)

とすると,この初刷は将来,数少ない「四段」プロフィールとして,昭和64年発行の硬貨みたいに希少価値がでてくるに違いない。
…そう思ってほくそ笑んだのでありました。

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自分のためのメモ(解答選手権成績)

解答選手権に参加しての成績をまとめた。

順位は参加総数が変わっているので意味ないが,「10位」とかあると誤解してくれる人もいるだろうから削除しなかった。

得点も,途中で50点満点から100点満点に変更になっている。
なので簡単に比較できない。
この表を作って,「おぉ,61点も取れたことがあったんだ」と喜んだが,冷静に見れば自分史上最高得点は第3回の42点だ。

あぁ,解けた作品の数を出せばよかったのか。

前のエントリーで,初級戦に出場したが,当時の若手新進気鋭の馬〇〇さんに優勝を持っていかれたと書いた。
だけど,いくら探しても初級戦・一般戦の自分の成績は見当たらない。

記憶違いなのかなぁ。

もしかしたら,初級戦や一般戦が開催始まったばかりの頃は参加者全員の成績は記録に残されていないのかもしれない。

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詰将棋解答選手権 初級・一般戦 松戸会場

ちょこっと書きましたが,今年は仕事が入っていなかったので,近くの松戸会場にスタッフとしてお手伝いに行きました。
延べ80名近くの人が真剣に詰将棋に取り組む姿に感激です。(ほとんど採点室に閉じこもっていたので,あまりその風景を楽しむことはできませんでしたが)

自分を縛るために,ここで宣言しておきます。

来年の松戸会場では参加者のために何か詰将棋のパンフレットを1冊用意します。(参加賞の増量ですね)
今すぐ用意できるコンテンツは「小泉潔詰将棋作品集200」だけど,これは解説がないのであまり喜ばれそうにない。
そので何か初心者向けに詰将棋の世界を紹介する冊子をこれから1年かけて用意することにします。

常磐線沿線の方は,ぜひ,松戸会場へいらしてください。

で,私も解いてみたので感想です。
ネタバレですので,これから挑戦してみようという方はご注意を。ここから先は–more–にしておきます。

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